宇良「渡し込み」で9勝目、8個目の決まり手「反応で動けた」

[ 2016年5月19日 19:14 ]

<大相撲 夏場所 12日目>宇良(左手前)は千代皇を渡し込みで破る

大相撲夏場所12日目

(5月19日 両国国技館)
 関学大出身初のプロ力士、新十両の“業(わざ)師”宇良が、また新たな技を披露した。千代皇に「渡し込み」で勝って9勝目。これで今場所だけで8個目の決まり手だ。

 立ち合い、低く当たると、潜って懐にくらいついた。右を差されて下手を取られるピンチも、動いて下手を切るとしゃにむに前へ。左手で相手の右足を抱えながら右手で押した。最初の館内放送では「寄り切り」とアナウンスされたが、すぐに「渡し込み」に訂正された。

 「(相手の)動きがいいので、怖かった。昨夜は(朝の)作戦を考えると4時くらいまで寝付けなかった。反応で動けた」と安どの表情で振り返った。

 十両は千代の国と佐藤が2敗をキープ。宇良も3敗を守り、優勝戦線にも踏みとどまった。

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2016年5月19日のニュース