76ers逆転負け、昨季から通算26連敗 ワースト記録並ぶ

[ 2015年11月26日 17:40 ]

セルティクスのクラウダーにシュートをブロックされる76ersのコビントン(AP)

 NBAは感謝祭前日となった25日に各地で12試合を行い、76ersは敵地ボストンでセルティクスと対戦。第4Qの序盤で11点のリードを奪いながら勝負どころの残り2分50秒からは無得点に終わり、80―84(前半47―40)で敗れて開幕16連敗を喫した。

 昨季からは通算26連敗で、今年3月25日にナゲッツに99―85で勝って以来白星はなし。NFLのバッカニアーズ(76~77年)とNBAのキャバリアーズ(10年)と76ers(13年)が記録していた北米4大プロスポーツの最長連敗に並んだ。NBAの開幕連敗記録はネッツ(09年)の18。この不名誉な記録にもあと「2」と迫ってきた。

 この日の76ersはチームでブロックショットを計14回もマークするなどディフェンスでは奮起。残り2分50秒でも5点をリードしていた。しかし80―79で迎えた残り38秒、セルティクスのジェイ・クラウダー(25)に逆転の3点シュートを決められてぼう然。ドラフト全体3番目に指名した新人センター、ジャーリル・オカフォー(19)は19得点9リバウンドを挙げたものの、入れれば同点だった残り2秒でのシュートをガードのフィル・プレッシー(24)が外して敗れ去った。3得点に終わったナーレンズ・ノエル(21)は「勝利目前での敗戦だけにショックだ」とうなだれ、3季目を迎えたブレット・ブラウン監督(54)も目はうつろ。チームは27日にヒューストンに移動してロケッツと対戦するが、この日の敗戦を引きずると、さらに黒星が加わっていくことになるかもしれない。

 平均得点、フィールドゴール成功率はリーグ最下位で、ターンオーバー数はリーグ最多。シーズン最少勝利数も76ersが72年シーズンに記録(9勝73敗)しており、不名誉な記録が次々に襲いかかってくる事態になるおそれもある。

 なお大リーグの最長連敗は61年フィリーズの23、NHLは74年キャピタルズと92年シャークスの17。NFLバッカニアーズは14戦全敗の76年と2勝14敗だった77年にかけて26連敗を喫していた。

 <その他の結果>

マジック(7勝8敗)100―91ニックス(8勝8敗)、ホーネッツ(9勝6敗)101―87ウィザーズ(6勝6敗)、ラプターズ(10勝6敗)103―99キャバリアーズ(11勝4敗)、ピストンズ(8勝7敗)104―81ヒート(9勝5敗)、ティンバーウルブス(7勝8敗)99―95ホークス(10勝7敗)、キングス(6勝10敗)129―118バックス(6勝9敗)、グリズリーズ(9勝7敗)102―93ロケッツ(5勝10敗)、サンダー(10勝6敗)110―99ネッツ(3勝12敗)、スパーズ(12勝3敗)88―83マーベリクス(9勝7敗)、ペリカンズ(4勝11敗)120―114サンズ(7勝8敗)、ジャズ(7勝7敗)102―クリッパーズ(7勝8敗)

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