優作 選手会長就任へ!複数年シード確保で腹決めた!

[ 2015年11月26日 05:30 ]

来季からの選手会長就任が明らかになった宮里優

26日開幕 カシオ・ワールドオープン

 ツアー3勝の宮里優作(35=フリー)が来季のジャパンゴルフツアー選手会の会長に就任することが25日、確実になった。前週のダンロップ・フェニックスで今季初勝利を挙げ、17年までのシードを確保。選手と選手会長の両立へ障害もなくなった。理事会での互選で決まる選手会長職だが、本人の出馬意思もあることから就任は決定的。26日開幕のカシオ・ワールドオープン(高知・Kochi黒潮CC)では2週連続優勝に挑戦する。

 優作の腹が決まった。前週に待望の今季初勝利をマーク。多忙な選手会長職をこなすには必須だった複数年シードを手に入れ「これはやれっていうことだね。選手会長は人生で1回あるかどうか。いろんなことを知るいい機会にもなる」と歯切れよく、就任への意欲を表明した。

 選手会長はツアーメンバー約200人の投票により選出された15人の理事による互選で来年1月に選ばれる。今季が3期目だった池田勇太は「今年が最後」と公言し、試合数増加などに尽力。来季は新選手会長へバトンタッチするのは既定路線で、複数の選手も「優作なら任せられる」と就任に賛同している。あとは本人の意思だけだったが、難局に挑む決意も固く事実上、決定した。

 宮里優は早くから選手会の理事を務め、12年からは副会長に就任している。男子ゴルフ界を取り巻く厳しい現実は誰よりも認識している。「今すぐ試合数を増やしたりは難しいだろうけれど、もっと付加価値を付けるなどできることはたくさんある。ゴルフをする人も少なくなっているし、業界全体を変える意気込みでやりたい」と熱い思いも打ち明けた。

 今大会への意気込みも強い。大逆転での賞金王の可能性もわずかながら残っており、「やることをやって結果、優勝できれば」とVへ照準を合わせた。37位以上で年間獲得賞金1億円も突破。年間2勝でシードも3年と延びる。自身初の2週連続優勝を遂げ、選手会長と選手の二足のわらじを履く。

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2015年11月26日のニュース