レッドスキンズQB 病魔と闘う父親の前で大活躍「特別な日に」

[ 2015年11月16日 15:13 ]

レッドスキンズのQBマーク・カズンズ(右)は試合後に父親のドンさんの元を訪れる (AP)

 米プロフットボール、NFLのレッドスキンズは15日、第10週の試合となるセインツ戦に47―14で快勝。QBマーク・カズンズ(27)は、この試合でパス25回投げ20回成功、324ヤードを獲得して4TDパスと大活躍を見せた。

 最高のパフォーマンスを見せたカズンズが試合後に向かったのは、スタンドの最前列。観戦に訪れていた父親ドンさんに会うためだった。ドンさんは今夏、転移性の皮膚がんと診断され、治療のために今季はこれまで会場へ足を運ぶことができなかったが、この日、ようやく息子の晴れ姿を目にすることができた。

 「父が戻って来てくれてうれしい。笑顔を浮かべていたし、自分も活躍できた。家族にとって特別な日となった」と喜ぶカズンズ。息子は試合で使ったボールを病魔と闘う父親に手渡すと、両者は固い抱擁。その感動的な場面に周囲のファンから大きな拍手が沸き起こった。

続きを表示

この記事のフォト

2015年11月16日のニュース