錦織 王者ジョコビッチにお手上げ「きょうは相手が強すぎた」

[ 2015年11月16日 02:45 ]

ツアーファイナル初戦でジョコビッチに敗れた錦織(AP)
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 男子テニスの今季最終戦、ATPツアー・ファイナルが15日、英国ロンドンのO2アリーナで開幕し、シングルス世界ランキング8位の錦織圭(25=日清食品)は1次リーグA組の初戦で同1位のノバク・ジョコビッチ(28=セルビア)に1―6、1―6で敗れた。

 「きょうは相手が強すぎた。1つ1つのショットの精度が凄く高くて、ライン際に入るショットが多かった。凄く差は感じた」。わずか2ゲームしか奪えずにストレート負け。「ディフェンスが攻撃のように鋭く返ってきていたので、どうしようもない部分はあったと思う」と鉄壁の守備に圧倒された。キャリア最高ともいえるシーズンを送る世界1位の強さを見せつけられて「(途中で)何か変えたところで彼の最高のテニスを止められるわけではないと思っていた」と最後までお手上げ状態だった。

 「これだけのスコアだったのでやっぱりショックは大きい」とは言うものの、1次リーグは4人の総当たり戦で、残るフェデラー(スイス)、ベルディヒ(チェコ)との対戦次第で準決勝進出は十分にねらえる。「サーブがもう少し違っていればスコアは変わったと思う」とまずは53%にとどまった第1サーブの修正を次戦までの課題に挙げた。

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