新国立競技場着工は17年年明け JSC、敷地を公開

[ 2015年11月16日 12:15 ]

取り壊し工事が完了した旧国立競技場の敷地=16日午前、東京都新宿区

 2020年東京五輪のメーンスタジアムとなる新国立競技場の新たな整備計画で、日本スポーツ振興センター(JSC)の池田貴城理事は16日、建設工事の着工が「順調にいけば、再来年(17年)の年明けぐらいからになる」との見通しを示した。同日、年末の設計・施工業者決定に向け、外観イメージや総工費を記載した応募業者の「技術提案書」提出を締め切った。来年は設計を行う。

 JSCはこの日、10月下旬に取り壊し工事が完了した旧競技場の敷地を報道陣に公開した。一面の更地は砂ぼこりが舞うのを防ぐために植えられたクローバーで覆われており、JSCの大東和美理事長は「非常に広いと感じた。さらに立派な競技場ができたらいいと強く思う」と述べた。

 新競技場の敷地は周辺の土地も合わせ約1・5倍の11万3千平方メートルとなり、東京ドーム約2・4個分の広さに相当するという。

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2015年11月16日のニュース