元熊ケ谷親方、傷害認める 金属バットでマネジャー男性殴る

[ 2015年11月16日 10:47 ]

 マネジャーの男性を金属バットで殴ったなどとして、傷害罪に問われた大相撲宮城野部屋の元熊ケ谷親方で、元十両金親の山村和行被告(46)は16日、東京地裁(鈴木秀行裁判官)の初公判で「間違いありません」と起訴内容を認めた。

 検察側は冒頭陳述で「声が小さい、返事のタイミングが遅いなどとミスをとがめて暴行した」と指摘。「クリーニング済みの服に触れたことで叱られ、骨を折るか、目をえぐるか、罰を選ぶよう迫られた」とする被害者の供述調書も朗読した。

 起訴状では、7月20~27日、名古屋市西区のマンションや大阪市淀川区のホテルで、マネジャーの男性の尻付近をバットで殴ったほか、左手を金づちで複数回たたくなどして約2週間のけがを負わせた、としている。

 日本相撲協会は10月に解雇。被告は横綱白鵬の師匠を務めた時期もあったが、八百長の存在を知人女性に告白したと週刊誌で報じられ、2010年に師匠を交代させられていた。

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2015年11月16日のニュース