日本、女子団体追い抜きで2位 エース高木菜不在も日本新!

[ 2015年11月16日 05:30 ]

女子団体追い抜きで獲得した銀メダルを手にする日本の(左から)押切、菊池、高木美

 スピードスケートのW杯第1戦第2日は14日、カナダのカルガリーで行われ、女子団体追い抜きで菊池彩花、押切美沙紀(ともに富士急)高木美帆(日体大)が組んだ日本が2分56秒46の日本新記録で2位に入った。オランダが2分56秒11で優勝した。女子1000メートルはヘザー・リチャードソン(米国)が1分12秒51の世界新記録で制し、菊池は13位、辻麻希(開西病院)が15位、小平奈緒(相沢病院)は18位。男子団体追い抜きで中村奨太(ロジネットジャパン)小田卓朗(早大)ウィリアムソン師円(日本電産サンキョー)の日本は3分43秒89で5位だった。

 エースを欠いても強かった。不調の高木菜(日本電産サンキョー)に代えて押切を起用した女子団体追い抜きの日本は序盤からぴたりと脚をそろえて周回を重ね、2年前の日本記録を0秒80縮める快走。最強国のオランダに0秒35差に迫って2位に入った。

 押切は「緊張したけど落ち着いて滑れた。チームの力になれてよかった」と声を弾ませた。10年バンクーバー冬季五輪で銀メダルを獲得し、14年ソチ五輪では4位。18年平昌五輪でメダル奪還を期して力を入れる種目で、チームの底上げを示した。高木美は「手応えは感じている。もっとレパートリーを増やしたい」と息巻いた。

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2015年11月16日のニュース