宇野、パリ同時多発テロに「言葉がない」 初ファイナルも“複雑”

[ 2015年11月16日 05:30 ]

宿舎で取材に応じる宇野

 フィギュアスケートのGPシリーズ、フランス杯(ボルドー)が14日、パリの同時多発テロの影響で男女フリーが中止となったことを受け、SP首位だった宇野昌磨(愛知・中京大中京高)は「僕が感じる気持ちもたくさんあるが、それ以上に今回のことでたくさんの方が犠牲になられて、本当に言葉がない」と語った。国際スケート連盟は、SPの成績をそのまま12月のGPファイナル(バルセロナ)出場を争うポイントに換算する方向で、確定すれば初の進出となる。それでも「出られた気持ちは今、考えてはいけないと思う。いつでも出られる状態で練習して、また試合に向けてレベルアップをしたい」と話した。

 日本チームの関係者は出発の予定を当初より1日早め、日本に帰国する選手の飛行機は経由地もパリを避けるように変更するなど、慌ただしく対応に追われた。

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2015年11月16日のニュース