鶴竜 “立ち合い変化”の批判に耐えV「苦しかった。ホッとした」

[ 2015年9月27日 18:21 ]

支度部屋で賜杯と長女をひざに抱き笑顔の鶴竜(右はムンフザヤ夫人)

大相撲秋場所千秋楽

(9月27日 東京・両国国技館)
 横綱・鶴竜が優勝決定戦で大関・照ノ富士を退け、14年春場所以来2度目となる優勝を飾った。

 横綱在位9場所目で昇進後初の賜杯獲得。「ホッとしました。横綱になってから優勝できなくて苦しかった。腐らずに頑張ってよかった」と喜んだ。

 26日の大関・稀勢の里戦では、取り直しも含めて2度の立ち合い変化で批判を受けた。千秋楽の本割と優勝決定戦では照ノ富士と立ち合いで真っ向勝負。力勝負で大関を下した。「(本割を負けたときには)まだ優勝は駄目かと一瞬思った。でも思い切っていこうと。最後に自分の相撲が取れてよかった」と大一番を振り返っていた。

 白鵬と日馬富士が休場。「あまり考えないようにしていたが最後のほうに、のしかかってきた」と一人横綱の重責を背負ったが、千秋楽まで優勝争いで盛り上がり国技館は15日間満員札止めに。優勝インタビューの最後は「ファンあっての自分たち。15日間ありがとうございました」とコメントし観客に感謝していた。

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