大相撲秋場所 19年ぶり15日間札止め、懸賞も最多大幅更新

[ 2015年9月27日 21:12 ]

支度部屋で賜杯と長女をひざに抱き笑顔の鶴竜(右はムンフザヤ夫人)

 大相撲秋場所は27日、東京・両国国技館で千秋楽を迎え、東京開催場所では横綱貴乃花が全勝優勝した1996年秋場所以来19年ぶりに、入場券の完売を意味する「満員札止め」を15日間マークした。ことしに入り、大相撲の人気回復は顕著で、5場所連続の全日程満員御礼となった。

 今場所の懸賞総本数は1979本で、過去最多だった5月の夏場所の1776本を大幅に上回った。千秋楽の総本数は1日分の最高となる175本。結びの一番の照ノ富士―鶴竜には観客の投票で決まる「森永賞」1本を含め61本で、一つの取組に懸かった本数で過去最多に並んだ。

 白鵬、日馬富士の両横綱休場の影響を感じさせない盛況ぶりに、北の湖理事長(元横綱)は「この数場所、面白い相撲が多い。いい成果が出ている」と手応えを語った。

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2015年9月27日のニュース