照 強行出場で3連敗 負傷右膝全治1カ月も「責任がある」

[ 2015年9月27日 05:30 ]

右膝のケガを押して強行出場するも豪栄道に寄り切りで敗れる照ノ富士(左)

大相撲秋場所14日目

(9月26日 東京・両国国技館)
 前日の稀勢の里戦で右膝を負傷した照ノ富士は強行出場したが、本来の力は出せずに豪栄道に寄り切られて3連敗となった。

 前夜にMRI検査を受け「前十字じん帯損傷で全治1カ月」と診断された。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)には将来のことを考えて欠場を勧められたが、「やるだけやって終わらせたい。両横綱が休場しているし、自分も休場するわけにはいかない。責任がある」と出場を決断。飲み薬、座薬、注射の3種の痛み止めを使い、患部はがっちりテーピングで固めて土俵に上がった。いつもならもろ差しにされても、外側からきめて豪快に振り回すが、さすがに踏ん張りが利かなかった。

 1差で迎える鶴竜戦。「(右膝は)ちょっと怖いけれど、これ以上の力を出すこともできる。ここまで来たら優勝したい気持ちもある」。2度目の賜杯を諦めてはいない。

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