止まらん18歳ベンチッチ「集中力が保てた」 初の決勝進出 

[ 2015年9月27日 05:30 ]

 女子テニスの東レ・パンパシフィック・オープン第6日は26日、東京・有明コロシアムで行われ、シングルス準決勝は第8シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)と第7シードのアグニエシュカ・ラドワンスカ(ポーランド)が勝ち、27日の決勝へ進んだ。18歳のベンチッチは第1シードのキャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)を6―2、6―4で破り、初の決勝進出。ラドワンスカはノーシードのドミニカ・チブルコバ(スロバキア)を6―4、6―1で下し、準優勝だった12年以来の決勝へ進んだ。ダブルス決勝は、ガルビネ・ムグルサ、カルラ・スアレスナバロ組(スペイン)が7―5、6―1でチャン皓晴、チャン詠然組(台湾)に勝って初優勝した。

 勢いがとどまることを知らない。世界ランキング15位のベンチッチが、同6位のウォズニアッキにストレート勝ち。「集中力を最初から最後まで保てたのが良かった」と初々しい笑顔を見せた。今年は過去3戦全勝と相性のいいウォズニアッキ対策は「ラリーを続け、チャンスを逃さずにショットを打つこと」。その言葉通りに第1セットを硬軟織り交ぜたショットで軽々と奪った。第2セットは2―2で迎えた第5ゲームの30―40の場面で、前に出てきた相手にすかさずロブショットを決めてこのセット2度目のブレーク。確かな勝負勘と技で勝利をぐっと引き寄せた。

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2015年9月27日のニュース