日本陸連の原田強化委員長辞任、世陸の不振で引責

[ 2015年9月25日 16:18 ]

 日本陸連の原田康弘強化委員長(60)は25日、8月に北京で開催された世界選手権で不振だったことを受け、辞任することを明らかにした。東京都内で「世界選手権で目標とした結果に届かなかった。私なりの責任を取らせていただいた」と話した。既に辞表を提出しており、30日の理事会で正式に決まる。

 リオデジャネイロ五輪まで1年を切った段階で、強化部門トップが任期途中に交代するのは異例で、任命した尾県貢専務理事らの責任を問う声も出ている。原田氏は後任については「(日本陸連の)上に一任している」とした。

 原田氏は200メートル、400メートルの元日本記録保持者。2012年9月にリオデジャネイロ五輪までの任期で就任した。ことしの世界選手権では「メダル2、入賞6」の目標を掲げながら、男子50キロ競歩の谷井孝行(自衛隊)の銅メダルと入賞二つに終わった。

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2015年9月25日のニュース