清宮氏 日本代表は原点回帰を「南ア戦金星でイケイケになってしまった」

[ 2015年9月25日 09:20 ]

日本代表のW杯第3戦以降に期待を寄せたヤマハ発動機の清宮監督

 ラグビートップリーグ・ヤマハ発動機の清宮克幸監督(48)が24日、W杯イングランド大会での日本代表に「原点回帰」を呼びかけた。

 23日夜のスコットランド戦の敗北(10―45)を受け「ラスト10分で勝負が決まるような展開になるよう、前半から丁寧に戦っていくべきところを南アフリカに勝ってイケイケになってしまった」と分析。「勝っていれば、あのシーンの写真が(新聞の)1面を飾っていたのでは」。ヤマハ発FB五郎丸が見せた前半終了直前のタックルを絶賛する一方、PGの好機で本来の力を出し切れなかった点に、初戦から中3日のコンディションの影響を指摘した。

 スコットランド戦を地上波で生中継した日本テレビの平均視聴率15%に達した(関東地区、ビデオリサーチ調べ)。「出発前とは(日本代表を取り巻く環境が)劇的に変わっている。万全の準備をして、力を出すことができれば南アフリカに勝てるチーム」。清宮監督は語気を強め「サモアと力の差はない。最後の10分で決着がつくように持っていければ」と10月3日の出直し戦で、初戦の再現を期待した。

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2015年9月25日のニュース