前Jチェアマン・大東氏がJSC新理事長に 河野氏は9月末退任

[ 2015年9月25日 11:18 ]

 新国立競技場建設の事業主体となる独立行政法人、日本スポーツ振興センター(JSC)の新理事長にサッカーのJリーグ前チェアマン、大東和美氏(66)が就任することが25日、決まった。政府が同日の閣議で10月1日付の人事を了解した。

 総工費の膨張で白紙撤回された旧建設計画を推進した河野一郎理事長(68)は、9月末の任期満了で退任する。

 大東氏は早稲田大ラグビー部出身で、日本代表でもプレー。住友金属工業(現新日鉄住金)を経てJリーグ鹿島の社長に就任し、2010~14年にはJリーグのチェアマンを務めた。20年1月完成を目標とする新国立競技場建設では重責を担う。

 下村博文文部科学相は閣議後の記者会見で「経営者としてのマネジメント能力や国際的な活動実績もあり、理事長に最適だと判断した」と述べ、遠藤利明五輪相は「(建設)手続きの明確化などにしっかり取り組んでいただきたい」と期待した。

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2015年9月25日のニュース