プロ2年目の19歳、明日架 3差6位、前年雪辱へ好スタート

[ 2015年5月16日 05:30 ]

9番、グリーンでラインを読む柏原

女子ゴルフツアー ほけんの窓口レディース第1日

(5月15日 福岡県福岡市 福岡カンツリー倶楽部和白コース=6375ヤード、パー72)
 昨夏プロテストに合格した2年目の19歳、柏原明日架(UMKテレビ宮崎)が5バーディー、3ボギーの70で回り、首位に3打差の6位と好スタートを切った。柏原はアマチュアだった昨年、初日から2日目までトップを走り、アマ旋風を巻き起こした。最終的に6位で優勝は逃したが、今回はプロとなって雪辱を狙う。首位は5アンダーで回ったテレサ・ルー(27=台湾)、ジョン・ジェウン(26=韓国)が並んだ。
【第1R成績】

 プロになって、まだ1年もたたない柏原が好スタートを切った。「ショットが良くてピンに寄ってくれ、パットもしっかり決められた」。前半11番パー5で5メートルを沈めたのを皮切りに5バーディー(3ボギー)を奪った。初日の順位としては3月のヨコハマタイヤPRGRレディースの8位を上回り、プロ入り後ではベストの6位。昨年は初日69、2日目68で2日間トップを走ったが、今回はプロとして再び快調な滑り出しだ。

 アマ時代からの進化も見せた。「これまではピンばかり狙っていたが、今は確率重視。グリーン中央にパーオンさせ、たくさんバーディートライをすることが大事。結果が出ても出なくても徹底したい」とリスクを避ける知恵もつけた。さらに強い味方もいる。「私のゴルフを一番よく知っている」と信頼を置く父・武道さん(39)がプロ入り後、初観戦に駆けつけた。7歳でゴルフを始めたときに「どうせやるなら途中でやめるな」と応援。愛娘のゴルフ費用捻出のために自らはゴルフを封印した父に贈る最高のプレゼントは、昨年手にできなかった優勝以外にはない。「最後はパッティング勝負だと思う」。プロ・柏原がまなじりを決した。

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2015年5月16日のニュース