日本ラグビー協会・森会長が退任の意向 

[ 2015年4月5日 21:30 ]

 日本ラグビー協会会長の森喜朗元首相(77)が、会長職を退く意向を持っていることが5日、関係者への取材で分かった。役員改選が行われる6月の理事会、評議員会で決定する見通しだが、日本協会は慰留する考え。

 森会長は昨年1月から2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長を兼任。ラグビーの19年ワールドカップ(W杯)日本大会を控えて多忙となり、五輪関連の業務に集中したい考えがあるとみられる。先月には肺がんの手術を受けたことを明らかにした。

 05年に就任した森会長は現在5期目で、W杯日本大会の招致に尽力した。矢部達三専務理事は「現段階で何も決まっていない。これからもやっていただきたいが、体調面や多忙な状況は考えないといけない」と話した。

 関係者によると、退任した場合の後任には元日本商工会議所会頭で19年W杯組織委財務委員長の岡村正・東芝相談役(76)らの名前が挙がっている。

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2015年4月5日のニュース