照ノ富士 大関獲りへ弾み 巡業トーナメントで圧巻V

[ 2015年4月5日 05:30 ]

本格稽古を再開した照ノ富士(左から2番目) 

 大相撲の春巡業は神奈川県藤沢市の秋葉台文化体育館で行われ、3月の春場所で13勝を挙げた関脇・照ノ富士(23=伊勢ケ浜部屋)が本格稽古を再開した。荒鷲ら幕内下位に対して16勝2敗。春場所以来、初めて土俵で相撲を取っただけに「最後の方は足がフラフラ」と言いつつも、力強い内容で格下を圧倒したことには「だって関脇だもん」とプライドをのぞかせた。

 審判で同行した音羽山親方(元大関・貴ノ浪)から技術指導も受け「教えてもらえてうれしい。(親方の相撲は)映像を見たことがあり、相撲が似ていると思う」と笑顔を見せた。

 午後のトーナメントでも決勝で栃ノ心を豪快につり出して優勝。14勝や優勝など好成績を残せば大関昇進の可能性もある夏場所(5月10日初日、両国国技館)へ、弾みをつける1日となった。

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2015年4月5日のニュース