藍 ショット乱れスコア伸ばせず74 13位後退、首位と5差

[ 2015年4月5日 05:30 ]

1番でバンカーショットを放つ宮里藍

USLPGAツアー ANAインスピレーション第2日

(4月3日 米カリフォルニア州ランチョミラージュ ミッションヒルズCC=6769ヤード、パー72)
 2位から出た宮里藍(29=サントリー)は74とスコアを伸ばせず、通算2アンダーの13位に後退した。前半にショットが乱れ、1バーディー、3ボギーと苦戦した。横峯さくら(29=エプソン)はパープレーで回り、通算1オーバーで上原彩子(31=モスフードサービス)とともに42位で予選を通過した。金世ヨン(22=韓国)が65を出し、通算7アンダーで単独首位に立った。

 ショットの乱れが好発進の勢いをそいでしまった。1打差の2位から出ながら宮里藍は1番でティーショットをいきなり左に曲げてボギー発進。すぐバーディーを取り返したが、「背中が硬く、思うようなタイミングで打てていない」と4番、7番も第1打のミスでスコアを落とした。

 せっかくの貯金が底をつきかけるのか…。嫌な雰囲気が漂い始めたところ、体がほぐれてきた後半は宮里らしい修正力で踏みとどまった。「自分の中では気持ち良く振っていたのが左に出ていたので、あれ?ってなっていたんですよね」。肩のラインとクラブフェースが左へ向いていたことに気付き、スタンスをスクエアに構えると、徐々に安定してきた。

 ショットが戻ってくると、13、14番で3メートルのバーディーチャンスが到来。前日は面白いように決まったパットがこの日は決まらず、スコアは伸ばせなかったが「パットの読みは難しかったので」と気に病むことはなかった。

 思ったほど上位陣は伸びず、首位とは5打差。「良い位置で週末を迎えられるのは大きい」とうなずく。悲願のメジャー制覇へ、巻き返す時間はある。

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2015年4月5日のニュース