錦織 アジアの星だ!4年連続16強入りへ入念

[ 2015年1月24日 05:30 ]

ファンが見守る中、男子シングルス3回戦に向け、練習する錦織圭

全豪オープンテニス第5日

(1月23日 オーストラリア・メルボルンパーク)
 男子シングルスで第5シードの錦織圭(25=日清食品)は24日午後5時(日本時間同3時)以降に世界ランキング38位のスティーブ・ジョンソン(25=米国)との3回戦に登場する。23日は会場内のコートでマイケル・チャン・コーチらを相手に練習。4大大会で日本勢初(68年オープン化以降)となる4年連続の16強入りに向けて準備を整えた。

 酷暑に見舞われた前日のドディグ戦の疲れを引きずることなく、錦織は練習メニューをこなしていった。チャンとダンテの両コーチを相手に約1時間、真剣な表情でボールを追い続けた。

 スタンドで見守った約300人のファンだけでなく、コート脇にも錦織を見つめる熱い視線があった。24日から本戦が始まる全豪ジュニアに出場する韓国の選手たちだ。世界ジュニアランキング9位のリー・ダクヒ(16)は「フットワークやフォアハンドが参考になる。自分もいつか世界一になりたい」と錦織の活躍を自分に重ね合わせた。体格的にも近い錦織の存在は、アジアのジュニアにも刺激を与えているようだ。

 2回戦では左肩にテーピングをしていた錦織は、この日の練習でも肩甲骨周りを入念にストレッチ。サーブのトスでは肩を気にするようなそぶりも見せていた。とはいえ、ツアーを回る中ではどの選手もケガや体調不良は付き物。4大大会を勝つには、それらを乗り越えて勝ち上がっていかなければならない。

 ジョンソンに勝てば全豪オープンでは4年連続の16強入りとなる。クルム伊達公子が全米オープンで3年連続4回戦進出(93、94年ベスト8、95年ベスト16)という成績を残しているが、4大大会の日本人では初めての記録。その戦いぶりをアジア各国のジュニアたちも注目している。

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