錦織「最低の目標」16強にホッ 第1セットは「硬さあった」

[ 2015年1月24日 18:39 ]

ジョンソンを下して4回戦進出を決め、観客の声援に応える錦織(AP)

全豪オープンテニス第6日 錦織圭 6―7、6―1、6―2、6―3 スティーブ・ジョンソン

(1月24日 オーストラリア・メルボルンパーク)
 ジョンソンのショットがアウトとなり勝利を決めると、錦織は小さくガッツポーズをつくってホッとしたような笑顔を見せた。1968年のオープン化以降、4大大会では日本勢初となる4年連続16強。またひとつ歴史を塗り替えた錦織圭(25=日清食品)は「ひとまずホッとしています」と喜びを語った。

 「硬さがあった」という第1セットは序盤の第3ゲームで鮮やかなリターンを決めてブレークに成功も波に乗り切れず、タイブレークではダブルフォールトも出てこのセットを落とす苦難のスタート。しかし錦織はこの悪い流れを引きずらなかった。「(第1セットは)なるべく忘れていこうと思った」と気持ちを切り替えて、第2セットは25分でジョンソンを料理。第3セットは豪快なスマッシュを決めていきなり第1ゲームをブレークして勢いに乗り、第4セットは序盤のピンチをしのぐと第7ゲームで強烈なリターンエースを決めて流れをつかみ、最後は4ゲームを連取して勝負を決めた。

 「ここまで来ることは最低の目標だった。まだ完璧には遠いのでもっともっとプレーを上げていきたい」と厳しさを増すこれからの戦いへ表情を引き締めた錦織。4回戦はフェレールVSシモンの勝者が相手となるが「より強いシードが相手になるし気持ちを整理して臨みたい」と力強く語った。

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2015年1月24日のニュース