革命が起きた1年…みなみ、笑顔「72」で最下位脱出締め

[ 2014年12月1日 05:30 ]

2番ホール、バディーパットを外し、悔しがる勝みなみ

女子ゴルフツアーLPGAツアー選手権リコー杯最終日

(11月30日 宮崎県宮崎市 宮崎カントリークラブ=6428ヤード、パー72)
 大会史上初めてアマチュアで出場した勝みなみ(16=鹿児島高)は3バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの72で、通算6オーバーの24位に終わった。2位から出たテレサ・ルー(27=台湾)が72で回り、通算10アンダーで並んだ穴井詩(27=GOLF5)とのプレーオフを制し通算4勝目。10月の日本女子オープン以来となる今季2勝目を挙げ、ツアー史上11人目の年間メジャー2勝を挙げた。
【最終R成績】

 シーズン最後のラウンドを笑顔で締めくくった。勝は10番までに2つスコアを伸ばし目標のアンダーパーに迫ったが、15番で1Wの第1打を右に曲げダブルボギー。それでも、雨の中、大会自己ベストのイーブンパーで回り最下位から脱出した。

 「楽しく回れました。ちょっと悔しかったけど」。4月のKTT杯バンテリン・レディースで史上最年少優勝を飾り、一躍時の人となった。アマの大会でも8月の日本ジュニア15~17歳女子の部で6打差をはね返し逆転。同年代の中で、飛び抜けた強さを示したこの一年を「自分の中で革命が起きた感じ」と振り返った。

 今季ツアー8戦に出て、予選突破は6試合。プロと戦い「1Wは負けてないと思う」と言い切った。その一方「プロはパッティング、アプローチがうまい。自分には足りない」と課題も挙げた。

 年内はこの大会が最後の試合。オフは「カラオケに行きたくてしようがない」と女子高生らしい素顔も見せた。ただ、負けず嫌いの16歳は「リベンジしたい」とツアー優勝でしか戻ることのできない今大会の雪辱を誓っていた。 

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