白鵬 前人未到33度目Vもう照準「いい財産にしていく」

[ 2014年12月1日 05:30 ]

大相撲の冬巡業で高安(下)に稽古をつける横綱白鵬(左)

 大相撲冬巡業は30日、熊本県芦北町で始まり、九州場所で大鵬に並ぶ史上1位の32回目の優勝を飾った白鵬(29)がV33に向けて始動した。九州場所で負けた唯一の相手の高安をぶつかり稽古で指名し、5分間胸を出した。

 「そこに立っていたから」と指名理由は単純だったが「一生懸命やってくれというのは胸を出せば伝わると思う」と敗れた相手に早速、稽古をつける行動力はさすが。

 千秋楽から1週間が経過し「休んだ感じがしない。もう少し優勝した感じを味わいたい」と言いつつも「もう来場所のムード」と早くも来年初場所(1月11日初日、両国国技館)を見据えた。

 前人未到のV33に向け「名古屋(7月)は硬さがあり、秋(9月)と九州(11月)は緊張感があった。誰も知らない景色に向かう中で、いい財産にしていく」と心構えを語った。

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2014年12月1日のニュース