錦織、躍進の一年を総括「目標を大きく超えた」 

[ 2014年11月18日 23:11 ]

日本記者クラブで記者会見するテニスの錦織圭

 男子テニスでアジア勢初の全米オープン準優勝や最終戦のATPツアー・ファイナル4強進出など、今季大躍進を遂げた錦織圭選手(24)=日清食品=が18日、東京都内の日本記者クラブで記者会見を行い「今年は四大大会での4強を目標に掲げていて、大きく超えて達成できたのはうれしかった」と記録ずくめの一年を総括した。

 飛躍の要因には今季から指導を受ける米国人のマイケル・チャン・コーチの存在を挙げた。右足親指のけがで出場を迷っていた全米オープン前には強く背中を押してもらった。世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ選手(27)=セルビア=との準決勝前には「自分を信じろ、絶対に勝てると5回ぐらい言われた。彼のおかげでメンタル的にも強くなれた」と感謝した。

 ロンドンでの最終戦を終えて17日に帰国し、東日本大震災の被災地支援を目的とした慈善試合出場など忙しい日々が続く。「(松江の)実家に戻れる時間も少しあるので、この2週間はテニスのことを忘れてリフレッシュしたい」と、笑顔で話した。

 12月には米国に戻り、1月からの新シーズンに備える。来季の目標を「一番のゴールは四大大会の優勝。強い気持ちを持ってやっていきたい」と決意を述べた。

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2014年11月18日のニュース