逸城 遠藤をロックオン!対戦一番“足りん”巡業中の標的に

[ 2014年10月12日 05:30 ]

<大相撲秋巡業・2日目>稽古で子どもを逸ノ城(左)のほうに投げる遠藤

 大相撲九州場所(11月9日初日、福岡国際センター)で新三役昇進が濃厚な逸ノ城(21=湊部屋)が遠藤(23=追手風部屋)を秋巡業でのターゲットに挙げた。11日のさいたま巡業の朝稽古で、遠藤は松鳳山、佐田の海のグループで申し合いを行う予定だったが、そこに逸ノ城が参加。稽古が始まって12番目で日本人ホープとの初の稽古が実現した。

 しかし、立ち合いでもろ差しを許して一気に寄り切られた。結局、対戦はこの一番のみ。モンゴルの怪物は「もう少しやりたかった。一番は持っていかれたから」と物足りなさを口にした。遠藤をターゲットにした理由については「まわしを切ったり、差したりとかうまいと思う」と説明した。12日の金沢巡業でも遠藤と稽古を行う予定だ。

 遠藤は日大時代、鳥取城北高が合宿に来たときに逸ノ城と出会った。その際に一緒にちゃんこを食べて親しくなった。同じプロの土俵ではライバルとなるだけに、この日は一番しか取れなかったが「稽古は稽古。部屋でできない稽古をすることです」とマイペースを強調した。26日までの長い秋巡業。注目の2人の熱い戦いはまだまだ続く。

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