藤本 逆転連覇狙う!日本人最上4位、7差も「何起こるか…」

[ 2014年10月12日 05:30 ]

<トーシン・トーナメント3日目>1番、セカンドショットを放つ藤本佳則

男子ゴルフツアートーシン・トーナメント第3日

(10月11日 岐阜県加茂郡 トーシンゴルフクラブセントラルコース=7004ヤード、パー72)
 藤本佳則(24=フリー)が69で回り、通算16アンダーで日本人最上位の4位につけた。6バーディーも3ボギーを叩く不満の内容で首位とは7打差。ビッグスコアで大逆転Vを狙う。I・H・ホ(27=韓国)が66で回り、1985年以降の54ホール最多アンダーパー記録の通算23アンダーに並んで単独首位。S・H・キム(28=韓国)は大会コースレコードの61を出し、4打差の2位につけた。
【第3R成績】

 大会連覇が遠くかすんだ。藤本の最終18番パー5。チャンスホールにもかかわらず1打目を左のラフに曲げ、2打目も右ラフへ。もうひと伸びする機会を逸した。15番で1メートルのパーパットがカップに蹴られるなどストレスのたまる1日。「チャンスはあって、それなりにバーディーを取ったけれど、無駄なボギーが痛かった」と悔しそうに振り返った。

 だが、その直後に諦めムードを自ら打ち消した。「トップが伸ばし続けるかどうかは分からない。何が起きるか分からないよ」。昨年初日に63を出して優勝を飾ったコースだけに7打差逆転は決して夢物語ではない。

 しかも最終日最終組は2週連続で韓国勢が独占。日本の実力者の1人として一矢報いる使命も自覚する。5日に生まれた長男のためにも新米パパは奇跡の逆転劇に挑む。

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