堀琴音 アマ出場3試合連続トップ10!ツアー制施行後は初

[ 2014年6月2日 05:30 ]

表彰式の片隅でVサインをする堀琴音

女子ゴルフツアー リゾートトラスト・レディース最終日

(6月1日 兵庫県三木市 関西ゴルフ倶楽部=6510ヤード、パー72)
 堀琴音(18=兵庫県ゴルフ連盟)が2バーディー、ノーボギーの70で、通算6アンダーの8位に入り、1988年のツアー制度施行後では初めてアマチュアとして出場3試合連続でトップ10入りした。姉の奈津佳(21=サマンサタバサ)は69で回り通算7アンダーの6位で、初の姉妹同時トップ10入りとなった。2位で出たテレサ・ルー(26=台湾)がコース記録に並ぶ64で回り、トーナメント記録の通算15アンダーで通算2勝目を飾った。
【最終成績】

 カットラインに4打も及ばず予選落ちした昨年大会から1年。堀琴音の成長がツアーの歴史になった。初日の15番から続いたノーボギーを最終日も守り、8位でフィニッシュ。84年の中島恵利華以来30年ぶりで、ツアー制度施行後では初となるアマチュア3戦連続トップ10入りを果たした。姉妹そろってのトップ10入りもこの日のイ・ジウ(8位)、イ・ジミン(2位)と同時に初の快挙。記録ずくめの1日に「最終日にアンダーで回るのが目標だった。凄く良かった」と声を弾ませた。

 劇的に向上したアプローチが快挙を演出した。1番で難しいグリーン左のラフに外したが「すごくイメージが良くなった」と50センチに寄せるなど技を駆使してパーを重ねた。一方、17番パー3ではピンを狙い、カップの右10センチを通り1メートルにつけてバーディー。800万円のホールインワン賞までもう少しのスーパーショットに「いいラインだったから期待した」と残念がった。アマの年間トップ10入りは過去最多の73年に並ぶ10回目。次戦は小学生の頃からプレーしている六甲国際GCでのサントリー・レディース(12日開幕)。18歳が再び歴史の扉を開けそうだ。

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