大人の遼だ ノーボギー4打差38位スタート

[ 2014年4月5日 05:30 ]

第1ラウンド、9番でバーディーパットを外した石川遼

USPGAツアーシェル・ヒューストン・オープン第1日

(4月3日 米テキサス州ハンブル ゴルフクラブ・オブ・ヒューストン=7441ヤード、パー72)
 石川遼(22=CASIO)は3アンダーの69で回り、首位と4打差の38位スタートとなった。リスクを回避したマネジメントで1月のヒューマナ・チャレンジの最終日以来となる25ラウンドぶり今季3度目のノーボギー。優勝者に与えられるマスターズ(10日開幕、米ジョージア州)の出場権を狙い、2日目以降にギアを上げる。ビル・ハース(31=米国)ら2人が65で首位に立った。

 逆風の4番パー5。石川の5Wの2打目は超低弾道で強風の下をくぐり抜け、グリーン手前の花道へ。30ヤードの3打目を寄せて3アンダーに伸ばして「スタートとしてはこれ以上ない。順位うんぬんではなく3アンダーは上々」と自画自賛した。

 リスク回避でノーボギーにつなげた。3つ伸ばして迎えた8番パー5。グリーン横のバンカーからの3打目は「ピンをぎりぎり狙うと、もう一度バンカーもある」とグリーンに乗せることを優先した。3・5メートルのチャンスは逃したが、危なげなくパーをセーブ。「悪いことが起きる前に回避できた」。攻守のバランスが取れたマネジメントで「落ち着いてできた」と自ら合格点だ。パーオン率は83%の好数字をマークした。新生・石川を予感させるラウンドに「ショットは50、60点。それぐらいの出来ならゴルフにならないわけではない」と自信をのぞかせた。

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2014年4月5日のニュース