世界柔道 100キロ級見送りか?国際大会で不振続く

[ 2014年4月5日 05:30 ]

 柔道の世界選手権(8月、ロシア)の代表選考会を兼ねる全日本選抜体重別選手権は5日、福岡国際センターで開幕する。

 4日には福岡市内で全日本柔道連盟の強化委員会が行われ、選考方法などを確認。国際大会で不振が続く100キロ級に関して派遣見送りの可能性が浮上した。

 男子重量級は29日の全日本選手権も判断材料となるが、男子の井上康生代表監督は内容次第で同級を派遣せず、枠を他階級に振り分ける考え。自身が現役時代に世界選手権3連覇を果たした階級だけに「どうしたら2年後の五輪で勝てるかと考えた上では(派遣見送りも)あり得る。苦渋の決断となる」と打ち明けた。また1日付で古賀稔彦氏が女子、吉田秀彦氏が男子の担当として強化委員に新加入。斉藤仁強化委員長は「2人は柔道界のカリスマ。他の人にはない感性で強化に励んでもらいたい」と期待を寄せた。

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2014年4月5日のニュース