現実味帯びる派遣見送り 実力者・小野「こんなふうに見られていたとは」

[ 2014年4月5日 19:35 ]

男子100キロ級決勝 羽賀龍之介(奥)を破り優勝した熊代佑輔

柔道・全日本選抜体重別選手権第1日

(4月5日 福岡国際センター)
 国際大会での低迷で世界選手権に代表を送らない可能性が出ている男子100キロ級。日本男子初の派遣見送りが現実味を帯びる結果だった。期待の22歳、羽賀龍之介(旭化成)は決勝で一本負け。勝った熊代は海外での実績に乏しく、男子の井上監督は「今回だけで判断できない。どうしたら2016年の五輪で勝てるか」と表情を曇らせた。

 準決勝で羽賀に負けた昨年代表の33歳、小野卓志(了徳寺学園職)は「試合前日にそれを聞いて影響を受けない選手はいない。結果を出せないのは自分の責任だが、こんなふうに見られていたとは…」と不満を漏らした。結論は29日の全日本選手権後に出る。

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2014年4月5日のニュース