“野獣”松本、初戦負け…全日本選抜体重別柔道で波乱

[ 2014年4月5日 12:27 ]

女子57キロ級1回戦 大友真貴子(左)に敗れた松本薫

 柔道の世界選手権(8月・チェリャビンスク=ロシア)代表選考会を兼ねた全日本選抜体重別選手権第1日は5日、福岡国際センターで男女計7階級が行われ、男子100キロ超級はロンドン五輪代表の上川大樹(京葉ガス)が決勝で七戸龍(九州電力)を終了間際の技ありで逆転し3年ぶり2度目の優勝を果たした。

 女子48キロ級は三井住友海上勢の決勝となり、18歳の近藤亜美が山岸絵美に優勢勝ちし初制覇。57キロ級はロンドン五輪金メダルの松本薫(フォーリーフジャパン)が初戦で敗れる波乱があり、宇高菜絵(コマツ)が3度目の頂点に立った。52キロ級決勝は西田優香(了徳寺学園職)が中村美里(三井住友海上)に勝ち5年ぶり3度目の優勝。63キロ級は大住有加(JR東日本)が初優勝した。

 男子90キロ級は吉田優也(旭化成)、同100キロ級は熊代佑輔(ALSOK)が初めて制した。

 6日に女子78キロ超級、男子100キロ級と100キロ超級を除く世界選手権代表が発表される。

 ▼上川大樹の話 ホッとしたが内容的にはまだまだだ。気持ちを切り替え、体をしっかりとつくり直す。次は全日本選手権で優勝するしかない。それだけを考えている。

 ▼西田優香の話 1年間のブランクがあったが、出るからには優勝したかった。今後は与えられた一つ一つの試合を大事に闘い、リオデジャネイロ五輪を目指して頑張る。

 ▼吉田優也の話 昨年10月に右肘をけがした。(東海大の)後輩のベイカーやライバルが活躍しているのを見て、悔しい思いがあった。自分の存在をアピールしたかった。

 ▼大住有加の話 圧倒的優勝をイメージしてきた。圧倒的かは分からないが、ほっとしている。立ち技から寝技にうまくつなげることができた。

 ▼熊代佑輔の話 (100キロ級代表派遣見送りの可能性を聞いて)ショックだったが、成績を出してないので当たり前のこと。アピールはまだまだ。自分が引っ張っていく。

 ▼宇高菜絵の話 自分の得意の大外刈りで倒せてすごくうれしい。ベテランの力を見せられた。まだまだ若手には負けられない。成長したと思う。

 ▼近藤亜美の話 攻め続けることを意識した。1回戦から厳しい闘いになるのは分かっていたので1試合ずつ集中して終わったら優勝していた。技術の差はあるので、これからも頑張る。

 ▼井上康生・日本男子監督の話 上川は意識が変わり、柔道の中身も変わってきた。100キロ級は世界選手権代表を選ばないとは言っておらず、内容を見て判断する。ただ国内で勝てば選んでもらえるという安易な考えを変えなければならない。

 ▼南條充寿・日本女子監督の話 近藤は若さあふれるいい試合だった。一番の収穫。52キロ級の橋本、中村や63キロ級の阿部と代表候補が負けて寂しいし、情けない。

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