羽生「気持ち良く滑れた」 ソチ入り後初練習で笑顔

[ 2014年2月4日 20:24 ]

公式練習で調整する羽生結弦(手前)と町田樹

 ソチ冬季五輪で金メダルの期待がかかるフィギュアスケート男子の羽生結弦(ANA)が4日、試合会場に隣接した練習リンクで初練習した。拠点のカナダから前夜に到着したため、4回転ジャンプを跳ばない軽めの内容だったが「気持ち良く楽しく滑れた。体に心配はないので最大限に使って演技できる」と笑顔で話した。

 初代表で日の丸の付いたジャージーに初めて袖を通し「しっくりきてない」と苦笑い。「高揚している自分もいるが、客観的に見ている自分もいる」と落ち着いた様子で氷の感触を確かめながら滑った。

 2012年12月の五輪テスト大会を兼ねたグランプリ・ファイナルで2位に入って以来のソチで、当時は周辺が工事中で天気も優れなかった。「すごくきれいになった。晴れていることもなかったし」と好天に心も晴れやかだった。

 憧れの06年トリノ五輪王者のエフゲニー・プルシェンコ(ロシア)と同じ組で練習する日を楽しみにしつつ「一つ一つ階段を踏んでいかないといけない」と気を引き締め、この日2度目の練習では2種類の4回転を跳ぶなどギアを上げた。

 町田樹(関大)は練習後半に4回転トーループに成功し、まずまずの調整だった。(共同)

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2014年2月4日のニュース