京セラの佐藤新監督「二人三脚で頑張る」

[ 2014年2月4日 18:18 ]

 2008年北京五輪男子マラソン代表で、京セラ女子陸上部の監督に就任する佐藤敦之氏(35)が4日、チームのあらたな活動拠点となる鹿児島市で記者会見し「強い京セラの復活を目指して、妻と二人三脚で頑張る」と抱負を述べた。

 会見には新コーチとなる妻美保さん(35)も同席。04年アテネ五輪代表で現役時代は京セラにも所属していた美保さんは「同性として女性の視点から世界を目指す選手を育成したい」と意気込む。就任はともに4月1日付で、元五輪代表の夫婦による珍しい指導体制が誕生する。

 福島県出身の佐藤氏は陸上競技を通じて、震災復興を手助けしようと、12年から地元で競技を続けながら陸上教室を開いている。佐藤氏は「指導者として活躍することで福島にエールを送りたい」と誓った。

 京セラは鹿児島県霧島市に国内最大の生産拠点を置く。同社執行役員で女子陸上部の伊藤雅章部長は「多くの社員で力強く応援する。温暖な気候も選手育成に適している」としている。

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2014年2月4日のニュース