和装デーに貴乃花撮影会が好評 大相撲集客向上へ新企画本格化

[ 2013年9月16日 20:44 ]

大相撲秋場所のファンサービス企画で、貴乃花親方(中央)と記念撮影する親子連れ

大相撲秋場所2日目

 大相撲秋場所2日目の16日、日本相撲協会が集客力向上を狙って新たに導入したファンサービス企画が本格化し、来場者を喜ばせた。

 2日目と23日の9日目は「和装day」と設定した。着物や浴衣での来場者に特製手拭いを贈り、抽選で30人が行司と記念撮影。東京都在住の会社員、岩崎広美さん(48)は「初めての相撲観戦だけど、日本文化の雰囲気を感じた。これを機に地方場所にも行ってみたくなった」と話した。

 貴乃花親方(元横綱)と記念撮影できる特典付きの升席チケットは、この日の30組(120人分)が完売した。“平成の大横綱”と写真に納まり、涙を流す89歳の女性もいた。

 特別チケットの購入者による朝稽古見学も八角部屋などで始まった。相撲協会理事の貴乃花親方は「われわれにできるのは、お客さまに笑顔を与えること。そうすれば興行面で成功する確率は上がっていく」と、さらなる活性化を見据えた。

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