白鵬 4場所連続Vへ会心の“高安料理”に舌も滑らか

[ 2013年9月16日 06:00 ]

高安(右)を寄り切りで下す白鵬

大相撲秋場所初日

(9月15日 両国国技館)
 4場所連続優勝へ向けて白鵬が好発進した。平成生まれ初三役の高安には名古屋場所の対戦で勝利したものの、何度も巻き替えを許すなど28秒も粘られた。朝稽古では、かいなを返す稽古を繰り返し万全の準備を施すと、力強い踏み込みからもろ差しになって寄り切った。

 相手に巻き替える隙すら与えない会心の勝利に「力士たるもの初日で硬さがあるが、前に出ていい相撲が取れて気持ちがいい」と舌も滑らか。相手は5歳下の平成組。「平成と言われても昭和生まれの私ですから。(上回るのは)昭和でしょ!」と、東進ハイスクール、林修先生のセリフを口にしておどける余裕も見せた。今場所から、締め込みにつける下がりの数を13本から15本に増やした。「15日間取り切るという意識が強い」と充実感を漂わせた。

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2013年9月16日のニュース