慶大 筑波大撃破!和田新監督、公式戦初戦白星

[ 2013年9月16日 06:00 ]

<筑波大・慶大>筑波大に勝利し抱き合って喜ぶ慶大フィフティーン

関東大学ラグビー

(9月15日)
 対抗戦、リーグ戦ともに開幕。対抗戦では昨季5位の慶大が同優勝の筑波大を20―12で下した。今年から指揮を執る和田康二監督(34)は公式戦初戦を白星で飾った。昨季4位で3季ぶりの優勝を狙う早大は、同6位の日体大を相手に11トライを挙げ、69―0で快勝した。

 ノーサイドの笛が鳴ると、慶大フィフティーンは抱き合って互いの健闘を称えた。和田監督は「勝因はチーム160人のまとまり」と目を細めた。

 前半9分に先制を許したが、26分にSO宮川のPGで逆転。その後も得点を重ね、後半35分にプロップ中尾がダメ押しトライを挙げた。日本代表を擁する相手BK陣に素早くプレッシャーをかけ続け、決定的な仕事をさせなかった。フランカーの浜田は「春、夏とブレークダウン(ラック、モールなど接点)の攻防で負けないための(1対1の)練習を積んできた。その成果が出た」と満足げな表情を浮かべた。

 「どのように秋のシーズンでチーム力を高めるか」。ゴールドマン・サックス証券に勤めながらフルタイムで監督業をこなす和田監督は7月にエディー・ジャパンの練習を見学。日本代表が行っている朝のウエートトレーニングを取り入れるなど、フィジカル面の強化が開幕戦勝利に結びついた。

 「目標は対抗戦優勝ではなく、大学選手権優勝」。今年で創設114周年を迎える伝統校が、大きな一歩を踏み出した。

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2013年9月16日のニュース