ロンドン銅・竹下が引退 協会理事として後輩支援へ

[ 2013年7月26日 06:00 ]

現役引退を表明したバレーボール女子元日本代表の竹下佳江

 バレーボール女子の日本代表セッターとして昨年のロンドン五輪で銅メダル獲得に貢献し、その後休養していた竹下佳江(35)が25日、都内で記者会見を開き、現役引退を表明した。

 長く日本を引っ張った司令塔は「身長159センチで小さいと言われ続けてきた中で小さい子供たちに夢を示せたと思う。今後は普及に力を入れたい」と落ち着いた口調で話した。

 福岡・不知火女高(現誠修高)からNECに入団。五輪は00年のシドニー大会を逃した後、04年アテネ大会から3度続けて出場した。昨年はプロ野球広島の江草仁貴投手(32)と結婚し、ロンドン五輪後にJTを退団した。引退決断までに1年近い時間を要したことについては「五輪でやり切った感じはあったが、自分と向き合う時間が必要だった」と説明。今後は日本バレーボール協会の理事として代表を支える。「現場に近い立場で意見を伝えたい」と語った。

 ◆竹下 佳江(たけした・よしえ)1978年(昭53)3月18日、北九州市生まれの35歳。小学3年からバレーを始め、96年に不知火女高からNEC入団。97年に日本代表初選出。シドニー五輪出場を逃し一時的に競技から離れたが、02年にJTで復帰。セッターとして10年世界選手権、12年ロンドン五輪で銅メダル獲得。現姓は江草。1メートル59、52キロ。

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2013年7月26日のニュース