ブラックホークス 3年ぶりV 「史上最遅」残り59秒逆転ゴール

[ 2013年6月26日 06:00 ]

NHLで優勝し、スタンリー・カップを囲んで記念撮影するブラックホークスの選手たち

スタンレー杯決勝第6戦

(6月25日)
 スタンレー杯決勝の第6戦がボストンで行われ、ブラックホークス(西地区)が残り1分16秒からの17秒間で2ゴールを入れて地元のブルーインズ(東地区)を逆転。3―2で勝利を収め、1勝2敗から3連勝を飾って3年ぶり5度目の優勝を飾った。ポストシーズンで計9ゴール10アシストを挙げたFWパトリック・ケーン(24)がプレーオフ全体のMVP。ブルーインズは第3Pの12分11秒に勝ち越したがリードを守りきれず、2年ぶりの優勝を逃した。

 第3P18分44秒、FWビッケルの同点ゴールでブラックホークスが活気づいた。その17秒後にはFWボランドがゴールポストに当たったパックを押し込んで勝ち越し。残り59秒の“優勝ゴール”は史上最も遅い劇的なエンディングとなった。

 この日1ゴールを挙げた主将のFWテイブスは「3年前の優勝は無欲で勝ち取ったが、今回はどうすれば勝てるのかを全員が分かっていた」と、開幕から24試合連続で勝ち点を得たチームの底力を実感。07年ドラフトの全体トップで指名されたFWケーンも「自由自在にラインを操れるチーム。みんな自分の仕事を知り尽くしている」と層の厚さを強調していた。

 今季は労使紛争で開幕が1月中旬にずれこみ82試合を48試合に短縮して日程を消化。気温35度のボストンで迎えた優勝決定日(6月24日)も最も遅い日付となったが、ブラックホークスが開幕から閉幕までリーグの話題の中心であり続けた。

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2013年6月26日のニュース