松平健太が大金星!北京五輪王者破る「リベンジしたかった」

[ 2013年5月17日 07:49 ]

男子シングルス2回戦 中国の馬琳を破った松平健太

 卓球の世界選手権個人戦第4日は16日、パリで行われ、男子シングルス2回戦で世界ランキング58位の松平健太(早大)が2008年北京五輪金メダリストの馬琳(中国)を4―1で破る番狂わせを演じ、3回戦に進んだ。丹羽孝希(明大)岸川聖也(スヴェンソン)張一博(東京アート)も勝ったが、高木和卓(東京アート)は敗れた。

 女子シングルス3回戦でロンドン五輪4位の石川佳純(全農)は世界ランク44位のリ・ミョンスン(北朝鮮)に0―4で屈し、平野早矢香(ミキハウス)はロンドン五輪金メダルの李暁霞(中国)にストレート負け。17歳の松平志穂(大阪・四天王寺高)藤井寛子(日本生命)も敗れ、この種目の日本勢は敗退した。

 男子ダブルスは水谷隼(ビーコン・ラボ)岸川組、丹羽、松平健組、張、松平賢二(協和発酵キリン)組がいずれも2回戦を勝ち、ベスト16入りを果たした。

 ▼松平健太の話 組み合わせが決まったときから4年前に(横浜大会で3―4と)敗れたリベンジをしたいと思っていた。その気持ちがプレーに表れた。

 ▼石川佳純の話 相手がミスをしてくれないので焦ってしまった。変化が多いカットに対してミスが多く出て、あらためて(カット選手が)大きな課題だと感じた。

 ▼平野早矢香の話 (ロンドン五輪金メダリストの)相手が強かった。勝つイメージを持って戦ったが、難しかった。初めから押されてしまった。

 ▼松平志穂の話 1ゲームは取りたかったけど、全くミスをしてくれなかった。何本打っても返ってくるので(ロンドン五輪銅メダリストは)全然違うなと思った。

 ▼丹羽孝希の話 相手が対策を練ってきて、コースを読まれた。負けられない気持ちも強かったし、2―3とリードされてから集中力が出てきた。

 ▼岸川聖也の話 初対戦だったが、相手は最近、力をつけている選手なのでかなり警戒した。第2ゲームを逆転で取れたのが大きかった。いいプレーができた。(共同)

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