愛&平野組3回戦進出 2人の「戦術」ハマった

[ 2013年5月17日 06:00 ]

女子ダブルス2回戦で台湾選手と対戦する福原(右)、平野組

卓球世界選手権第4日

(5月16日 パリ・ベルシー体育館)
 女子ダブルスが行われ、2回戦で福原愛(24=ANA)、平野早矢香(28=ミキハウス)組が台湾ペアを4―1で下し、3回戦進出を決めた。第2ゲームを落としたが、その後は危なげなく試合を運んだ。混合ダブルスは松平賢二(24=協和発酵キリン)、若宮三紗子(23=日本生命)組が唯一4回戦に進んだが北朝鮮ペアに2―4で敗れ、同種目の日本勢は姿を消した。

 綿密な戦略を立て、メダルへの道をつないだ。福原、平野組はシングルスやダブルスで対戦経験のある台湾ペアの情報を出し合い、常に仕掛け続けた。「データを話し合って、戦術を考えた」と福原は説明し、平野も「コースを間違うと競ったかもしれないが、自分たちが攻めていけた」と戦略通りに進められたことを勝因に挙げた。混合ダブルスは3回戦で敗退した福原だが、試合までの時間はコーチや仲間に激励され、「元気が出た」と集中して一戦に臨んだ。

 2―1の第4ゲーム、10―8のゲームポイントではタイムアウトを選択。「重要なところだった。もつれると一気にいかれるので、一呼吸おいた」と冷静な試合運びも光った。3回戦は福原が11年ロッテルダム大会で石川と出場した同種目3回戦で2―4で敗れた北朝鮮のキム・ヘソン、キム・ジョン組と対戦する。福原は「反省を生かしてプレーしたい」と気持ちを高ぶらせた。

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2013年5月17日のニュース