“柔道界の闇”テーマに大学授業「社会情勢は違う」

[ 2013年5月2日 06:00 ]

 柔道界の混乱が学問の場にも及んだ。千葉県勝浦市の国際武道大で暴力問題や助成金の不正受給疑惑に揺れる柔道界がテーマの異例の授業が行われた。

 これは同大の新入学生全員約540人を対象に行われた「スポーツ・体育学入門」の授業の一環。同大は武道専門コースのある体育専門大で、将来は指導者を希望する学生が大半。全日本柔道連盟の元強化委員などを招いた約90分の講義は、同大最大の教室が満席となった。体育学科学科長の土居陽治郎教授は「助成金やスポンサーからのお金の流れや指導方法など、これまでの常識と、今の学生たちが卒業するときの社会情勢は違うということを分かってほしい」と話した。

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2013年5月2日のニュース