レスリング除外危機「信じられない」「理由が分からない」

[ 2013年2月12日 21:20 ]

岸記念体育会館に貼られた2020年東京五輪招致のポスター。レスリング女子の吉田沙保里のポスターも

 レスリングが2020年五輪から外れる危機に立たされた。12日の国際オリンピック委員会(IOC)の決定は、ロンドン五輪で多くのメダルを獲得した日本にとって大きな痛手となり、日本オリンピック委員会(JOC)などスポーツ界は対応に追われた。JOCの竹田恒和会長は「ちょっと信じられない。全く情報がなかった。驚いている。選手のことを思うと胸が痛む」と話した。

 ▼猪谷千春IOC名誉委員の話 IOCからメールで知らせを受け、自分の目を疑った。五輪のオリジナルスポーツの一つであり、全く除外の理由が分からない。とにかくびっくりした。今は何も考えられない。

 ▼高田裕司・日本レスリング協会専務理事の話 残念な気持ちでいっぱい。IOC総会までに巻き返さないといけない。米国やロシアは強いし、人気がないということなのか。競技から除外されると、今までの歴史がなくなってしまう。(共同)

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2013年2月12日のニュース