大鵬さんお別れ会に2500人、芳子夫人「天国でニコリと」

[ 2013年2月12日 06:00 ]

元横綱大鵬の納谷幸喜さんお別れ会に集まった約2500人のファンは国技館に入りきらずに外周まであふれた

 元横綱・大鵬の納谷幸喜さんをしのび、一般ファン向けの「お別れの会」が11日、東京・両国国技館で開かれた。

 国技館入り口のエントランスホールには特設の献花台を設置。献花台には納谷さんの遺影や三つぞろいの化粧まわし、綱と太刀などが並べられた。開始時間の正午には1000人以上が列をつくり、終了時の午後2時には約2500人が集まった。

 納谷さんが創設した大鵬部屋の流れをくむ大嶽部屋が主催し、芳子夫人や大嶽親方(元十両・大竜)らが出迎えた。芳子夫人は「本当にたくさんの方に来ていただき、感謝してます。天国では写真のようにニコリとしているのでは」と感慨深げ。

 大嶽親方も「ファンあっての大鵬。これだけの人が駆けつけてくれたのはファンを大事にしたということ。最後に国技館でできたのは供養になります」と話した。春場所前には四十九日法要が行われる予定。

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2013年2月12日のニュース