谷原ショットに手応え54位「飛距離が1クラブ分伸びた」

[ 2013年1月15日 06:00 ]

最終ラウンド、1番でティーショットを放つ谷原秀人

USPGAツアー ソニー・オープン最終日

(1月13日 米ハワイ州ホノルル ワイアラエCC=7060ヤード、パー70)
 38位から出た谷原秀人(34=フリー)は2バーディー、3ボギーの71と伸ばせず通算5アンダーで54位だった。首位スタートのラッセル・ヘンリー(23=米国)が63の好スコアで回り、通算24アンダーでツアー初優勝した。256は01年にブラッド・ファクソン(51=米国)が記録した260を4打更新する大会最少スコア(4日間開催)だった。

 54位に終わった谷原だが、確かな手応えがあった。池田、松山ら4選手が出場した日本人の中でただ一人、4日間を戦い抜いた男は「飛距離が1クラブ分は伸びた。出場したかいがあった」と目標のトップ10入りには遠く及ばなかったものの笑顔を見せた。

 この日は1Wが乱れてフェアウエーからグリーンを狙えずに、スコアを伸ばせなかった。それでも試合前から取り組む“より手首を使ったテークバック”には「強い球が打てるようになった。ショットは(米ツアーでも)通用すると感じた」と収穫ありを強調した。

 4月の国内ツアー開幕に向けて、3月にはオーストラリアで開催される母校・東北福祉大の合宿に参加予定。暖かい気候の中で新スイングの完成度を高める。「4月にしっかり備えたい」。今年の大暴れを予感させるひと言で締めくくった。

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2013年1月15日のニュース