今季限りで休部 パナソニックが有終日本一

[ 2013年1月15日 06:00 ]

10度目の優勝を果たし喜ぶパナソニックの選手

バスケットボール 全日本総合選手権最終日

(1月14日 国立代々木競技場)
 男子決勝が行われ、今季限りでの休部が決まっているパナソニックが64―61でアイシンを下し、97年以来16年ぶり10度目の日本一に輝いた。前半を終えて14点差をつけられたパナソニックだったが、第3クオーター(Q)から猛反撃。残り2分でリードを奪うと、そのまま逃げ切った。

 優勝を告げるブザーが鳴り響くと、コートに歓喜の輪が広がった。パナソニックが意地の日本一だ。前半14点のビハインドから、後半の猛反撃で大逆転。チーム日本人最多の13得点をマークした殊勲の大西は、「一人一人の気持ちが試合に出ていた。パナソニックとして最後の全日本総合だったし、どうしても勝ちたかった」と汗をぬぐった。今季限りで休部となるパナソニックの名を、大会の歴史に刻んだ。日本リーグに代わり、来季スタートする新リーグに和歌山が参入。パナソニックの日本人選手の約半数が和歌山に移籍する意思を示すなど、メンバーの大半が競技を続けられる見通しが立っている。「選手の行き先もほぼ決まったんで、気持ちよくバスケができたんじゃないかな」と清水監督。26日に再開する日本リーグでも、パナソニックが意地の進撃を見せる。

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2013年1月15日のニュース