「無事に滑ることができて良かった」真央、苦難乗り越えV

[ 2012年12月8日 21:32 ]

表彰台で笑顔を見せる優勝した浅田真央(中)、左は2位のアシュリー・ワグナー、右は3位の鈴木明子

フィギュアスケート GPファイナル

(12月8日 ロシア・ソチ)
 腰痛を抱えながら3度目のGPファイナル制覇を達成した浅田は「とりあえず無事に滑ることができたので、それだけですごい良かったなと思います」とホッとした表情を浮かべた。

 11月下旬のNHK杯後に持病の腰痛が再発。GPファイナルのSPで1位につけながらも、フリーの演技前の練習では「少し大丈夫かな?という思いがあった」という。11月のNHK杯では片手で回っていたビールマンスピンも、今回は回りやすい両手にしたことも、痛みを物語っていた。それでもフタを開ければシーズンベストとなる129・84点。ジャンプの回転不足こそあったものの、ほぼ完璧な演技を披露した。

 昨年は母・匡子さん(享年48)の容態が急変し、緊急帰国したため欠場。9日が命日となる。優勝は08年以来4年ぶりで、「(4年間は)長かったかなと思います」としみじみ振り返った。

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