吉田沙保里 12月全日本は「たぶん出ない」 来年6月復帰へ

[ 2012年10月27日 17:04 ]

 レスリングで五輪と世界選手権を合わせた前人未到の13大会連続世界一を達成し、国民栄誉賞の受賞が決まった女子55キロ級の吉田沙保里(ALSOK)が27日、11連覇がかかる全日本選手権(12月21~23日・代々木第二体育館)について「たぶん出ない」と話し、欠場する意向を示唆した。

 指導する至学館大の栄和人監督も了承している。来年6月の全日本選抜選手権が復帰戦となる見込みで、同9月の世界選手権(ブダペスト)での記録更新や、2016年のリオデジャネイロ五輪では日本選手初の五輪4連覇を目指す。

 吉田は今夏のロンドン五輪で3連覇、9月の世界選手権で10連覇を果たし、12大会連続世界一で「人類最強」と呼ばれた男子のアレクサンドル・カレリン(ロシア)の記録を超えた。長年闘ってきた疲労や五輪後の多忙が重なり「少し休みたい」と話していた。

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2012年10月27日のニュース