ジャンプの精度欠いた村上　それでも前向き「不安ない」

女子ＳＰで４位の村上佳菜子

フィギュアスケートＧＰシリーズ第２戦・スケートカナダ女子ＳＰ

（10月26日 カナダ・ウィンザー）
　村上は基礎点が１・１倍となるボーナスを狙い、疲れが出る演技後半に組み入れたジャンプで精度を欠いた。２連続３回転トーループは二つ目の回転が足りず、３回転フリップは両足着氷となり、２回転と判定されたが「そんなに悪くはない。フリーに向けての不安はない」とさばさばとした表情だった。

　スケート靴に苦心した昨季と違い「ジャンプは自分が練習すれば改善できる。靴の場合は靴屋さんだから」と屈託なかった。静かな曲に合わせたステップやスピンでは最高難度のレベル４も得た。１７歳の元気者は２季ぶりのＧＰ優勝に向け「フリーはやるしかない」と気合を入れ直した。（共同）