ヒート逆王手! レブロン・ジェームズ、独り舞台45得点 

[ 2012年6月9日 06:00 ]

 NBAプレーオフ東地区決勝の第6戦がボストンで行われ、2位ヒートが4位セルティクスを98―79で下して3勝3敗。勝負は9日の最終戦(マイアミ)にもつれこんだ。この日はレブロン・ジェームズ(27)が前半での30得点を含めて45得点をマークし、15リバウンドも稼いで存在感をアピール。崖っ縁に追い込まれた敵地での試合で貴重な白星をもぎとった。セルティクスはマイアミでの第5戦(5日)に勝ちながらホームで苦杯。ポール・ピアース(34)がわずか9得点に終わり、地元ファンを失望させた。

 放ったフィールド・ゴール26本のうち19本を成功。「こんな状況に追い込まれたら、誰だって大活躍したいと思うはずだ」とヒートのジェームズが久々に“ワンマンショー”を見せた。敵地TDガーデンはキャバリアーズ時代に2度、シーズンの終えんを迎えた場所。チームにとっても過去16戦で15敗と相性の悪いアリーナだったが、不吉なデータと嫌なムードを背番号6が気力で吹き飛ばした。17得点のウェイドは「あんな彼は見たことがない」と序盤からスパートするジェームズのプレーに驚嘆。大黒柱が底力を発揮した一戦となった。

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2012年6月9日のニュース